藤居醸造の製造工程をご紹介します。
- 1.原料処理
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精麦した麦を洗い、適度な水分を含ませる
ために浸漬させてから蒸します。
浸漬時間は水温や麦の状態に合わせて
微妙に変えます。
- 2.製麹(せいきく)
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蒸しあっがった麦を適温に冷まし、種付けを行います。
保温して、麹菌をある程度繁殖させた後、
少量ずつ"蓋"(ふた)に盛ります。
盛り方を変えたり、蓋の積み方等を変えて
品温と水分をコントロールすることで、
麹菌をさらに繁殖させ、酵素力の強い麦麹を
造っていきます。
- 3.仕込
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仕込には一次と二次があり、
一次では麹と水、酵母をあわせて仕込み一次醪を造ります。
二次では、先に仕込んだ一次醪と水、
蒸麦をあわせて仕込みます。
- 4.発酵
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一次醪で6日間、二次醪で約二週間発酵させます。
醪の品温経過の違いで、できあがる焼酎の味が
変わってくる為、長年の経験と技術による
慎重な温度管理が必要になります。
また、蒸留のタイミングは醪の状態を見ながら決めます。
- 5.蒸留
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常圧、または減圧蒸留機に醪を送り、蒸留します。
常圧で蒸留した焼酎には油分が含まれており、
油臭と呼ばれる異臭の原因になるため、
焼酎を冷却し、油を凝固させてから、
少しずつすくい取ります。
- 6.熟成
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焼酎の味にまろやかさを出すために、
一定期間貯蔵して熟成させます。
- 7.瓶詰め
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瓶詰めも手作業で行います。
目視しながらの作業のため安心して
お届けできるものかどうかのチェックもしています。
- 8.ラベル貼り・出荷
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焼酎のアルコールを調整するために
加水をしてから、瓶詰めをします。
一本、一本手貼りでラベルを貼って出荷します。